髪の痛みでお悩みの方

髪の痛みは、さまざまな、髪に関する悩みの「根本原因」です。ここでは、「髪の痛みとは何か?」「どのような仕組みなのか?」「どうすれば良いか?」を説明します。

特に「くせ毛」の方には、理解してほしいと思っています。

髪の痛みとは何か?

「髪の痛み」とは、さまざまな現象をまとめた表現です。例えば、

  • パサつく、ゴワつく、艶がない
  • 毛が絡まる
  • 髪の色が茶色っぽく、明るくなる
  • 切れ毛、枝毛(毛先が割れている)
  • うねりが出て、髪が広がる
  • 柔軟性やハリコシがなくなり、毛先が硬くなる
  • キューティクルがめくれて、ケバ立つ

などです。

上記のような現象の組み合わせの違いによって、「さまざまな髪に関する悩み」になります。

さまざまな髪の悩みと、髪の痛みの関係とは?

「まとまりづらい」「広がる」「膨らむ」「パサつき」「艶がない」「ボリュームが出ない」「ハネる」「手入れがしづらい」「うねる」「老けて見える」など、さまざまな悩みの原因は、髪が傷んでいることが大きく関係しています。

例えば、「膨らむ」と「ボリュームが出ない」は、反対の現象です。しかし、 原因はどちらも、髪が傷んでいること に関係があります。

髪が痛むと、キューティクルがめくれ、髪のタンパク質や脂質が流出し、髪に空洞化現象が起こります。髪の表面が不均一になり、内部の水分量や脂質分布が部分的に違ってくることで「うねり」が出て、髪が広がってきます。

つまりは「髪の傷みで、水分量や脂質分布が不均一になる」と、膨らみが出てきます。

一方で、ボリュームが出ない場合は、髪の元気、生命力が低下した状態です。

元気がない、生命力が低下した髪とは、毛細管現象で「頭皮から毛先へ引き上げられる体液(水分や脂質や栄養分)」が、髪の内部に十分行き渡っていない状態です。

それに加え、髪が傷んで「芯が空洞化」して弱くなっているので、ハリコシがでない状態だと考えられます。

それがボリュームがないという状態です。

女性は、40才を過ぎる頃から、髪の状態が変化して細く弱くなりハリコシがなくなってきます。

このように「髪の痛み」の状態や違いによって、症状や悩みの出方が変わります。

特に、くせ毛の方は注意が必要です

くせ毛の方の髪の毛は、とてもデリケートです。

くせ毛の方は、慢性的に「髪の痛み」が出ているような状態にあります。

生まれつきカールがかかっている方は、髪の細胞構造が曲がっていて(内部の水分量や脂質分布が不均一)、キューティクルが剥がれやすい状態です。剥がれてしまうと、水分や脂質が抜けやすくなります。

その結果、ますます髪が傷みやすくなります。(例えば、こんな感じです↓)

さらに、水分が抜けやすいということは、抜けた隙間から簡単に水分が入って、またすぐに出ていく状態にあります。湿気などで、すぐに髪の形が変わってしまうのは、これが原因です。

また、クセの髪は、シャンプー後に素早く乾かさないと、クセの状態で乾燥してしまい、その形に髪の毛が固定されてしまいます。くせ毛ではない場合、真っ直ぐのまま乾燥が進み、そのまま真っ直ぐが維持されます。

このようにくせ毛の方は、直毛の方に比べて、髪が痛みやすく、手入れに手間が掛かるため、「髪のケア」「髪を元気にする」ための行動が特に大切になります。

痛みの改善は、3つの基本を守ることです

痛みの原因は、さまざまですが「3つの基本」を守ることで、髪を元気にし、痛みを回復させることができます。(髪の悩み解決30年の私達だからこそ提供できる3つ基本です)

  1. 髪を痛める行為を減らす
  2. 日々のヘアケアを欠かさない(4つの道具)
  3. 特殊カット・特殊ヘッドスパ

(1) 髪を痛める行為を減らす

パーマ、縮毛矯正、ヘアカラーは、どれも髪の毛を痛める行為です。

パーマ、縮毛矯正は、薬剤をつけ、熱を加えることでタンパク質の状態を変化させています。イメージとしては、髪の毛を構成している分子の結合を緩めて、望む形の状態で、再結合させる処理です。

この処理の中で、髪の毛のさまざまな成分が抜けたり、変成したり、不均衡になったり、自然な状態ではなくなり、最終的には「髪の毛が傷んでいる」と言われる状態になります。

ヘアカラーは、脱色(ブリーチ)と着色を同時に行う行為です。

黒い髪の毛に色はつけられません。最初に脱色(ブリーチ)が行われ、色を抜いた上で、着色します。色を抜くには、髪の毛の色素細胞を破壊し、色素をなくす必要があります。この時に、髪の毛を痛めます。

どの行為も、手袋をして行わないと皮膚の弱い美容師の手がボロボロになるほどの刺激があります。このことからも、上記の3つは髪を痛める行為です。

もちろん、ヘアスタイルでお洒落を楽しみたい場合、パーマ、縮毛矯正、ヘアカラーをすることになります。しかし、髪の毛の体力(キャパ)以上に痛めるような行為は、さまざまな悩みを生み出してしまいます。

私たちは、「髪も心も元気になってもらう」をミッションにしています。そのことからも、髪を強く痛める行為である、「パーマ」「縮毛矯正」を行っていません。

パーマ・縮毛矯正をしなくても、特殊カットを駆使することで、ある程度のボリュームを出したり、膨らみを抑えたり、傷んだ髪を元気に改善したり、ハネる髪をスタイルに馴染ませ収めることができます。

もちろん、「どんなヘアスタイルにも、できる魔法のカット」はありません。

今のあなたの髪の毛の状態や、雰囲気に合わせて「少し短め」のスタイルや「セミロング」のレイヤースタイル等を提案しています。(クセや傷みが酷くなければ、基本どんなスタイルも可能です)

↑ 特殊カットで髪の傷み(髪質)を改善 ↑
↑ 特殊カットで髪質(傷み)をしっかりと改善 ↑
↑ 特殊カット後、さっと乾かすだけ ↑

当サロンに来る前の希望とは違う「スタイル」になるかもしれませんが、それでも「新しい自分」に出会っていただき、さらに「髪の毛も、どんどん元気になっていく」ことで、きっと喜んでいただけると確信して、日々、工夫を重ねています。

(2) 日々のケアを、継続する

当サロンが推奨している「ケアの基本」は、以下の4つです。

  1. シャンプー
  2. トリートメント
  3. オイル
  4. ヘアローション

この4つをしっかりするだけで、髪の痛みを改善して、その痛みから発生する悩みを解決、軽減することも多いです。(クセや傷みが酷くなければ、この4つでほぼ完璧です)

パーマ、縮毛矯正を検討する前に、まず取り組んでほしいのが「4つのケア」でもあります。

(2.1) シャンプーについて

当サロンで提案しているシャンプー、トリートメントは「髪の痛みが改善され、クセが出づらくなる」ものです。

クセを収める効果が高いため、特殊カットの前には使えません。カット前に使ってしまうと、クセの状態が見えづらくなり、どこをどう切るか?を見極めづらくなります。それぐらい、よく効くものです。

当サロンのシャンプーは、汚れを落とす成分だけでなく、市販のものに比べて、少しだけ多めに「髪をケアする成分」が、髪内部に浸透しやすい状態で含まれています。

これが多すぎると、洗浄効果が弱まりますが、少なすぎると、シャンプーの結果、脂質や水分を大幅に損なってしまします。

また、お客様のライフスタイルに合わせて「天然ハーブ&エッセンスの2種類」と「傷み・くせ毛・エイジングケアの2種類」合計4種類のシャンプーをご用意しています。

4種類とも、当サロンが自信をもって選び抜いた「レベルの高い商品ばかり」なので、私達と一緒に相談しながら探しましょう。もし迷ったら、あなたの好みの香りで選んでみて下さい。きっと気に入って満足してくれると思います。

(2.2) トリートメントについて

トリートメントは、髪をケアする成分を100%配合(洗浄の成分がない)したものを指します。シャンプー直後に、髪が濡れている状態で使います。

傷んだ髪、くせ毛が失っている物質を補充する役割があります。脂質、水分、栄養分などの物質を補充します。

一般のトリートメントだと、付けた状態では、ずっとヌルヌルしています。洗い流した後に、艶が出て、手触りが変わります。

一方、当サロンのトリートメントは、髪の痛みをケアするのに適した配合と状態に作られており、市販のものに比べて、髪への浸透力が高い です。

トリートメントをつけていくと、どんどん吸収され、ヌルヌルした感触がそれほどありません。市販のものに慣れていると、「足りないかも?」と思うほどです。

傷んだ髪、くせ毛の方は、通常以上に「浸透力があるトリートメント」が、おすすめです。しっかりと成分が浸透することで、髪がコントロールしやすい状態になります。

お客様の好みやライフスタイルに合わせて「傷み&くせ毛用」と「傷み&エイジングケア用」の2種類のトリートメントをご用意しています。

(2.3) オイルについて

傷んでいる髪や、くせ毛は、水分を保持する力が弱い(脂質も水分も抜けやすい)です。つまり、シャンプー、トリートメントの後、髪を乾かすプロセスで、傷みの症状が髪の表面に現れます。

髪の傷みがひどい場合は、タオルドライをするだけでも、徐々に傷みが復活したような状態になり、髪同士が絡んだりします。その後、ドライヤーで乾かそうとすると、ブラッシングも困難な状態になってしまいます。

オイル(とローション)を使うことによって、水分を失うプロセスをゆっくりにして、より多くの水分を保持させることができます。

タオルドライを行った後、オイルを直接塗るのではなく、均一に浸透させやすくするために「ローションと混ぜて、乳化」 させてから、髪の毛に塗ります。

当サロンで利用しているオイルは、一般のオイルに比べて、少ない量で効果が出ます。お客様からは、「まだまだ、残っている」と言われてしまうほどです。

(2.4) ローションについて

オイルだけでは、均等に塗るのは難しいです。

塗りすぎると、そこだけペタっと凹んだような状態になります。全体に塗り過ぎてしまうと、髪の毛がベタついてしまいます。最悪の場合、もう一度、シャンプーをやり直すことになり、手間がかかります。

そこで「ローション」をしっかり混ぜて、オイルを乳化させます。

乳化させたものを使うことで、伸ばしやすく、均一に塗布することができます。また、浸透力も上がっているので、塗り過ぎてベタつくことも抑えられます。

オイルとローションはセットで使う が基本です。

髪の痛みが少ない人は、オイルだけでも十分かもしれません。しかし、髪が傷んでいる人、くせ毛の人は、しっかりとオイルの成分を浸透させるためにも、ローションは必須と言えます。

当サロンのローションは、オイルと混ぜたときに乳化しやすい工夫がされています。

全部、買い揃える必要があるのか?

もし、あなたが今 使っているシャンプーを気に入っているのであれば、「トリートメント」のみを取り入れても良いです。トリートメントを変えるだけでも、効果を実感できると思います。

その後、あなたの髪の毛の状態や、もっと改善を望む場合は、シャンプーを採用してもらうと良いと思います。

オイルとローションでは、「ローションが大事」です。今、お使いのオイルがあるなら、そのオイルに当サロンのローションを混ぜて使ってみてください。浸透力がアップし、オイルの効果が上り、オイルの塗布が行いやすくなります。

あなたが使っている「ヘアケア商品」のことや「髪をどんなふうにしたいのか」「日頃の疑問や聞きたいこと」など、気軽に相談して下さい。

髪だけでなく「身体も含めてトータル」にヘアケア商品のことを考えている私達が、親身になって一緒にあなたのことをサポート致します。

「くせ毛・ダメージ用」シャンプー&トリートメント【お客様の声】

(3) 特殊カット・特殊ヘッドスパ

「髪は神経細胞の軸索の延長」という考え方があります。髪に何か触れると、敏感に感じます。髪の毛をわずかに引っ張られたりすると、それだけでも不快に感じます。

詳しくは、以下をご覧下さい

つまり、「悪い刺激」を受けると、髪は元気を失います。逆に、「良い刺激」を受けると、髪は元気になると、考えています。

悪い刺激とは、髪の状態、癖の状態を無視して、バサバサっとカットしたり、化学薬液や高温処理することです。

また、手入れの行き届いていないスキばさみなどで、無理やりカットすることや、毎日使うヘアアイロンなども悪い刺激だと考えています。

良い刺激とは、髪のことを考え、癖を見抜いて、さらに心地よい「ソフトタッチ」でカットすることや、程よい刺激を直接髪に伝達することです。

実際、私たちがカットしたり、毛量調整する時、また特殊ヘッドスパで直接髪を刺激するときには、お客様が「気持良く」感じたり「眠たく」なってきます。

また、程よい汗をかいたり、頭の中がスッキリしたり、体の力が抜けてリラックスしていきます。

たかが髪のカットですが、「バサバサ、荒っぽく」切るのと「丁寧に、優しく切る」のでは、大きく違うと確信しています。

さらに「丁寧」の先の「心地良い刺激」を与えるようにカットすることで、髪も心もリラックスして、元気になってもらえると確信しています。

▼ こちらの方は、特殊カットで「髪の傷み・クセの状態」が 改善 された状態 ▼

特殊カット : ビフォーアフター ↑

髪質改善くせ毛カット ▲ 具体例【1】

髪質改善くせ毛カット ▲ 具体例【2】

また、▼ 特殊ヘッドスパ でも「直接髪を刺激する方法」が特殊であれば、人によってこんなに髪の状態が変化することもあります。(全ての方に同じ効果があるわけではありません)

特殊ヘッドスパ : ビフォーアフター(カットなし)

こちらも「特殊ヘッドスパ」のお客様

下記の写真は初めて特殊ヘッドスパをした時の変化、その下の写真は、特殊ヘッドスパを2回目をされた後、1年5ヶ月後の写真です。

クセの状態や傷みの状態がなくなっているようです。(全ての方に同じ効果があるわけではありません)

当サロン独自の「特殊ヘッドスパ」は、全ての方にお試し頂きたいメニューです。

↑ 特殊ヘッドスパ、初回ビフォーアフター ↑
↑ 2回の特殊ヘッドスパ施術後、1年5ヶ月経過 ↑

ヘアストレッチ【もう少し詳しい説明】髪質もクセも改善される

是非、なんでも質問してください

当サロンでカットやカラーをしている間に、なんでも自由に聞いてください。

日々のケアの仕方も、あなたの状況、性格などを伝えていだければ、「一番良い方法」や「ケアを続けるコツ」をアドバイスさせていただきます。

また、「髪が何故そんなに変化するのか?」「10年20年先まで髪を元気でキレイにするには、どうしたら良いか?」「生活習慣は?食事は?育毛剤は?」等々、何でも聞いて下さい。

当サロン30数年の知識・経験と実績から、良いと思う考え方、取り組み方など、丁寧に説明させて頂きます。 きっとお役に立てると思います。

▲ どんなことでも、ご相談ください(約60分) ご予約は こちら 
▲ 余程のことがない限り、髪は必ず「キレイに元気」になります